被害者体質のみなさん、こんにちは!
悪人修行(体質改善)真っ最中の鳶子です!
今回はシリーズで「モラ論法」について書いてみようと思います
(※モラ論法:
モラハラする人が、相手を論破するために使用する、まともじゃない議論のやりかた)
なぜこれを書いてみようと思ったかというと、これを意識しておくと
「あ!今モラハラしようとしてる!」と気付けたり
「こんな簡単な手口だったんだな…」と俯瞰できたりするからです
*モラ論法シリーズ*
- 「そんな言い方されたら、聞く気がしない」=トーンポリシング
- 「ちょっと意味がわからない」=シーライオニング
- 「つまりこういうことでしょ」=ストローマン前編 ←今回
- 「つまりこういうことでしょ」=ストローマン後編
- モラ論法あれこれ・基本編/応用編
「ストローマン論法」をご存知でしょうか?
「わら人形論法」とも言います
難しそうな名前ですが、これが分かると
- 「なんでそんな話になるの!?言ってないじゃん!」
- 「どうしてもあの人と話が通じない…」
- 「私の説明って、そんな下手くそなのかなあ?」
という謎が解けると思います!
ぜひお付き合いください😊
目次
ストローマン(わら人形)論法のやりかた
やり方は以下の3ステップです
→
①相手の話の一部をすり替える
↓
②相手の話の一部を拡大解釈する
↓
(反論・侮蔑)
③歪めた話に反論する、または馬鹿にする
具体例
なんか難しい?よく分からない?
大丈夫!
私たち、しょっちゅうやられてますから!😂
実物を見てみましょう!(Wikipediaより)
事例1「雨なんかなくなった方がいい」?
X:私は雨の日が嫌いだ。
Y:もし雨が降らなかったら干ばつで農作物は枯れ、ダムは枯渇し我々はみな餓死することになるが
それでも雨など無くなったほうがいいと言うのであろうか。
→(すり替え)
①「嫌い」→「必要ない」
↓
(拡大解釈)
②「嫌い」→「無くなったほうが良い」
↓
(反論・侮蔑)
③「Aさんってば、雨が降らなくなって餓死した方がいいんだって 笑」
誰もそんなこと言ってねえ!😂
モラや毒親との会話って、いつもこんな感じですよね…
もう一つ見てみましょう
事例2「子供は家から出すな」?
A:私は子どもが道路で遊ぶのは危険だと思う。
B:そうは思わない。
なぜなら子どもが屋外で遊ぶのは良いことだからだ。
Aは子どもを一日中家に閉じ込めておけと言うが
果たしてそれは正しい子育てなのだろうか。
→(すり替え)
①「道路」→「屋外」
↓
(拡大解釈)
②「危険」→「一日中家に閉じ込めておけ」
↓
(反論・侮蔑)
③「Aさんによると「子供を一日中家に閉じ込めておくのが、いい子育て」らしいよ! 笑」
誰が言ったんだ🤣
もーホント、疲れますね🤣
続いて
SNSで、現実社会で、よく耳にする話をご紹介します
事例3「男性差別がまかり通っている」?
A「ブスとかババアとか言うのはやめてほしい
それってセクハラだよ」
B「女だって男に「キモい」とか「嫌い」とか言うじゃないか!それは失礼じゃないのか!どんだけ傷つくと思ってるんだ!なのになぜ男だけが禁止されるんだ!男性差別だ!これだから女は!」
→(すり替え)
①「セクハラ」→「失礼な発言」
↓
(拡大解釈)
②「やめてほしい」→「男だけが禁止される」「男性差別」
↓
(反論・侮蔑)
③「女性は男性に失礼な発言をしているが、男性がするのは許せないらしい
それは性差別だ!女性というのはそんなことも分からない性別なのか 笑」
すごいですね😂
「女性の容姿や年齢を馬鹿にすること」=セクハラなのですが
そこへ「男だって嫌な思いをしている!」と話をすり替え
更に「そんなことも分からないのは、女性は知能が低いのではないか」と
性差別発言を追加しています!
まさに怒涛のセクハラ…(褒めてない)
なんとなくお分かりいただけたでしょうか?
「ストローマン(わら人形)論法」というと聞き慣れないですが
実はしょっちゅうやられてることなんです!
すっかり長くなってしまったので
- まだまだある!ストローマンの実例
- 対策ってどうするの?
はページを分けて書こうと思います
読んでくださってありがとうございました😊