【簡単!モラ論法 4】 モラ論法あれこれ・応用編

被害者体質のみなさん、こんにちは!
悪人修行(体質改善)真っ最中の鳶子です!

今回はシリーズで「モラ論法」について書いてみようと思います

(※モラ論法:
モラハラする人が、相手を論破するために使用する、まともじゃない議論のやりかた)

 

なぜこれを書いてみようと思ったかというと、これを意識しておくと
「あ!今モラハラしようとしてる!」と気付けたり
「こんな簡単な手口だったんだな…」と俯瞰できたりするからです

 


*モラ論法シリーズ*

  1. 「そんな言い方されたら、聞く気がしない」=トーンポリシング
  2. 「言ってる意味がわからない」=シーライオニング
  3. 「つまりこういうことでしょ」=ストローマン前編後編
  4. モラ論法あれこれ・基本編応用編 ←今回

 

この記事は前回「モラ論法あれこれ」の応用編です
まだ見てない方は↓からどうぞ

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目次


モラ論法と実例

④自己責任論

  • 旦那の愚痴を言ったら「見る目がないお前が悪い!」
  • 親の愚痴を言ったら「恩知らずだ!親を悪く言うな!」
  • モラ本人も「俺を怒らせるお前が悪い!」
  • だから責任を持て!(=離婚・絶縁・転職をするな!)

毎度おなじみのアレですね😩

個人的には「ペットを飼うなら、最期まで責任を持て」には同意しますが、ペットじゃなくて大の大人ですよね?

大人が大人に対して責任を取る方法は、本当に「死ぬまで付き合うこと」だけでしょうか?
「責任持って、きちんと清算します」でも良くないですか?🙄

 

⑤喧嘩両成敗

  1. 加害行為を矮小化する
  2. 被害者の落ち度を拡大する
  3. 因果関係を捏造する
  4. 自己責任だと言う

これらの技術をフル活用し、「悪いのはお互い様」→「お前に俺を責める資格はない」と主張します

具体例

妻は一人で家事・育児をこなし、夫は手伝うことはなかった
ある日、夫は「子供を泣かせるな!うるせえ!」と食器を投げつけて暴れた
妻は危険を感じ、警察を呼んだ

「確かに俺も、物に当たったのは良くなかったですね
でも妻は日頃から家事育児を全くやらず、子供は毎日泣いていたんですよ


俺はこういう性格だし、選んだのは自己責任だと思うんで、自分だけ被害者ぶるのは違うと思うんですよね…DV夫とダメ妻で、お似合いかもしれないですね。ハハッ」

まるで旦那が非は認めているかのようなので、もしかすると警察官も「奥さんもそれでいい?」とか言い出しそうですが

そもそも、妻は全然悪くありません

勝手にキレて暴れたのは夫です。しかも、まったく反省していません

個人的にはこの「喧嘩両成敗」が、いちばん厄介だと思っていて

学校なんかでも「お互いゴメンナサイしよー!はい!仲直りー!」なんてやらされましたが

何も解決してないし、なんだったら「モラハラ隠蔽講座」みたいなもんだと思います😂

 


対策

基本の対策

まずは、「モラ論法あれこれ・基本編」の対策はこんな感じでした

  1. 話し合い「以外」の解決策を考える
  2. 物理的・精神的に距離を取る

 

3 「私の責任」を限定する

一般的に「私の責任」とは

  • 私がやったこと(原因→結果である)
  • 私がどうにかできること(能力・権限がある)

です

  • 私がやってないこと
  • 私がどうもできないこと

責任が持てません

 

例えば

  • 薄着で外出してしまって寒い→私の責任
  • 今日の気温は0℃だった→私の責任ではない

こんな感じです

 

4「誰の責任」なのか考える

気温が0℃なのは、私の責任ではありませんでした
では、彼が不機嫌なのは、私の責任でしょうか?

「彼が怒るか、怒らないか」の決定権は、彼にしかありません
あなたは彼を気遣うことはできますが、それで彼が怒るか怒らないかは、選ぶことができません

  • 彼が怒ったのは、彼の責任
  • 彼が暴れたのは、彼の責任

です

ちなみに、モラハラされてあなたが泣いたら、彼は「俺のせいだ」と言いますか?
言わないですよね?
なんで彼が怒ったら、あなたのせいなんでしょう?

 

5「他人の責任」を引き受けない

「自己責任論」「ケンカ両成敗」には共通点があります

  1. 加害者は「何も悪いことしてない」とは言えない状況である
  2. だから「引き分け」に持ち込みたい

つまり

  • 「夫が怒ったのは妻のせいだ」→引き分け(お互いさま)
  • 「夫が怒ったのは夫の責任だ」→夫の負け(夫が悪い)

しかし、この屁理屈を通すためには
妻が「私のせいだ」「私が悪いんだ」と受け入れてくれる必要があります

 

もし、被害者に責任を押し付けることができなければ、モラ論法は成り立ちません

被害者体質でない人がモラハラに遭わないのは、そのためです
悪くもないのに「私が悪いんです!」なんて言ってくれないですからね

まとめ

  1. 話し合い「以外」の解決を考える
  2. 物理的・精神的に距離を取る
  3. 「私の責任」を限定する
  4. 「誰の責任」なのか考える
  5. 「他人の責任」を引き受けない

 

そう言われても、「相手を怒らせるのが怖すぎて無理!」と思う場合は
しつこいくらい言ってますが、Joeメソッド」がおすすめです!

読んでくださって、ありがとうございました✨