被害者体質のみなさん、こんにちは!
悪人修行(体質改善)真っ最中の鳶子です!
今回はシリーズで
「モラ論法」について書いてみようと思います
(※モラ論法:
モラハラする人が、相手を論破するために使用する、まともじゃない議論のやりかた)
なぜこれを書いてみようと思ったかというと
これを意識しておくと
「あ!今モラハラしようとしてる!」と気付けたり
「こんな簡単な手口だったんだな…」と俯瞰できたりするからです
*モラ論法シリーズ*
- 「そんな言い方されたら、聞く気がしない」=トーンポリシング
- 「言ってる意味がわからない」=シーライオニング ←今回
- 「つまりこういうことでしょ」=ストローマン前編/後編
- モラ論法あれこれ・基本編/応用編
「シーライオニング」をご存知でしょうか?
(知ってる人は読み飛ばしていただけると幸いです)
目次
シーライオニングとは
- 本当は理解する気がないのにもかかわらず
- 礼儀正しく素直なふりを続けながら
- 執拗に質問を繰り返し
- 相手を疲弊させる嫌がらせのこと
です
↓言葉の元になったのはこの漫画です
女性が「私はアシカが嫌い」と言ったことに対して
↓
- 合理的な理由は?
- 証拠を出せ!
- 発言に責任を持て!
- ちゃんと議論しろ!
と迫っているわけですが
個人的な「好き・嫌い」に
「合理的根拠」も「エビデンス」もあるわけがありません
聞かれたほうは
「えっ…なんとなく?」としか答えようがなく
「それでは質問に答えていません」と、更に問い詰められてしまいます
ただの嫌がらせなんです
が
「ボクはちゃんと理解したくて聞いてるんですよ!
ちゃんと答えてくださいよ!
邪険にするなんてひどすぎる!」
と
あくまで被害者ポジションで
容赦なく質問責めできるわけです
このシーライオニング
加害者にどういうメリットがあるかというと
- 周りにバレずに嫌がらせできる
- ターゲット=「会話もできない馬鹿」に仕立てられる
- 「〇〇嫌い」「〇〇したくない」を撤回させられる
→ターゲットを思い通りに動かすことができる
まさにモラハラ😂
実例
- 営業マンAは、お客様に商品を提案をしていた
- お客様は提案商品3つのうち、いちばん安い商品を買うことにした
- Aの上司は、いちばん高い商品を売り込みたかった
とします
ここで上司がAに
「期待外れだ!そんな契約書は決済しない!」と言ったら
パワハラで一発アウトです
なので上司は「シーライオニング」を使います
- 「なんで安い商品なの?」
- 「なんで高い商品じゃないの?」
- 「A君はさ、それで満足なわけ?」
- 「お客様のA君への信頼ってさ、その程度なの?」
- 「いや別に責めてるんじゃないよ。それでいいの?って聞いてるの」
Aは、上司にあれこれ聞かれても
「お客様が決めたことなので…」としか言えません
上司は、Aを好きなだけ責めてスッキリしますし
もしかすると、Aは罪悪感のあまり、何か埋め合わせをしてくるかもしれません
上司は得しかしないわけです
いっぽう
モラハラ(シーライオニング)される側からすると
- 理解する気のない相手に
- 質問形式でさんざん問い詰められ
- なんとか答えても論破され
- 自分がおかしい・無力だと思わせられる
八つ当たりどころじゃない
悪質なハラスメントなんです
タチが悪すぎる😂
できればこうなる前に
「なんでそんなこと聞くんだろう?」とか
「この人なんかしつこいな」とか
違和感を感じ取って、避けていきたいところですね🤔
対策
質問責めにして困らせるのが目的なので
対策はもちろん「質問に答えない」です
- Twitterなど:返事をしない・ブロック・ミュート
- 無視できない場合:まともに返事をしない
ちなみに、私がよく使った方法は
「同じ回答を、何度も言う」
です
モラ上司「なんで安い商品なの?」
私「…お客様が決めたことなので」
上司「見積り3つ出したよね?高いやつじゃないの?」
私「…うーん。お客様が決めたことなので」
上司「と、鳶子さんはそれでいいの!?」
私「はい。お客様が決めたことなので」
上司「そっそう!?なら仕方ないね!次期待してるよ!」
私「はい」
こんな感じです
見る見るうろたえていきます🤣
そりゃそうですよね
バカなこと聞いてるな〜って、聞けば聞くほど明らかになっていくんだもん
他にもやり方があると思うし
状況や関係性、被害者・モラの個性によって、最適の方法があると思いますが
私にはこれが合っていました
(やり方がよく分からない方や
いろんなモラ対策を知りたい方は
「Joeメソッド」で検索してくださいね)
読んでくださってありがとうございました😊
次回、【簡単!モラ論法 3】に続きます