被害者は被害者にモラハラされる!?話

モラハラに遭って
辛い思いをしていたら

同じ経験をした人
共感できる人と知り合い

慰め合い
励まし合っていたはずが

「あなたなんか全然マシだよ!」
「それはあなたが悪いんじゃないの?」
「もっと強くならなきゃ!」

と言われて
モヤモヤしたり

 

もっと悪いと
いつのまにか

モラハラ被害者』に
モラハラ』されている

 

そんな奇妙な体験を
したことはありませんか?

ちなみに私は

職場でも
友人関係でも
SNSでも
経験しました。

 

どうして
被害者同士なのに
そんなことが起こるのでしょうか?

同じ経験をしたんだから
同じ思いなんじゃないの?

モラハラ被害者って
優しくて
共感的な人が多いんじゃなかったの?

この奇妙な現象と
『被害者にモラハラする被害者』について
考えてみました。

 

 

モラハラに遭いやすいタイプとは?

 

世の中には
モラハラ被害に遭いやすい人』というのが
存在します。

 

その特徴とは

①優しく共感的

「人によって態度を変えるなんて、いけないことだ」
と信じています。

 

②親切で奉仕的

「人の役に立たないと
誰にも好きになってもらえない!」
と信じていて、誰にでも親切にします。

 

どちらも悪いことではないのですが、
常にこの状態だと

「いつも面倒ごとを押し付けられて
お礼も感謝もされないけど

人によって態度を変えてはいけないから
我慢するしかないよね」

という

『被害者になるべくしてなっている人』
になってしまいます。

(以下、『被害者体質』と表記します)

 

モラハラ被害者=被害者体質』ではない

『被害者体質』の人はモラハラに遭いやすいと
お話ししました。

ここで少し
めんどくさい話になるのですが

モラハラの世界は
弱肉強食なので

モラハラ人間同士でも
モラハラは起こります。


つまり
『強いモラハラ人間』=モラハラする
『弱いモラハラ人間』=モラハラされる

という
二種類のモラハラ人間が存在することになります。

(※以下『強モラ』『弱モラ』と表記します)

 

『弱モラ』とは

・強モラに対しては「被害者」

・被害者体質に対しては「加害者」

という
コウモリみたいな存在です。

 

『弱いモラ』によるモラハラとは?

弱モラによるモラハラ
弱々しくも巧妙なので

まるで低温やけどのように
気付かないうちに
深刻なダメージを受けてしまいます

彼らの手口を見て行きましょう。

①強モラの手下としてモラハラする

まずは王道パターンです。

職場や家庭内に

「気分屋で理不尽で怖くて
怒らせると大変なことになる』


恐れられている人がいるとします。

彼らは『強モラ』です。

 

『弱モラ』は
強モラに出会うと

自ら進んで
彼らの手下になります。

そして
モラハラされている人に近付き

慰めたり
一緒に愚痴を言いつつ

 

「あなたにも問題がある」

「根っから悪い人じゃない」

と言って
傷付けたり

 

「ここで逃げても
同じことの繰り返しだよ」

と言って
逃げる気を削いだり

強モラに
タゲの情報を流したりします。

 

モラハラに苦しんでいる人が
よく言う

「みんな分かってくれない」

というのは
この状態なのです。

 

モラ相手に
いくら話しても
分かってくれるわけがなかったんです…。

 

②『可哀想な人』としてモラハラする

ほとんどの人間は
『可哀想な人』には親切です。

特に被害者体質は
親身になって世話を焼くので

モラはみんな
被害者ぶります。

だって
そのほうが得だから。

 

そして弱モラは
実際に
モラハラ被害者でもあるので

 

『被害者の私』
『可哀想な私』
を演出して

モラハラ被害者に
愚痴を聞かせたり
慰めを求めたり

かと思ったら

 

「あなたはいいわよね」
「全然分かってないね」

と言って
突き放したりします。

 

こうしてみると
かなり嫌なことをされているのに

やられている最中は

「可哀想な人なんだ!」と思って
必死に慰めているので

なかなか気付けません。

被害者同士なのに、分かり合えないの?

さきほどお話しした通り
『弱モラ』は
モラハラ人間です。

弱々しい被害者に見えますが
被害者体質とは違います。

 

嫌がらせは 
『わざと』
やりたくてやっています。

なので

嫌だと言ったり
強く訴えたり
説明したり

「逆の立場になって考えてみて」
なんてロール・プレイングしたり

「○○しないでくれたら□□してあげる」
 なんて交渉したり

 

全部、逆効果です。

 

「この嫌がらせ
めっちゃ効いてるじゃん!」

と味をしめて
もっとやるようになります。

まとめ

モラハラ被害に遭う人がみんな
心優しく親切な『被害者体質』ではない
最初にお話ししました。

 

被害者の中には
『弱いモラハラ人間』も混じっていて

彼らは
モラハラ被害者を装いながら

強いモラハラ人間による
いじめに加担したり

「そんなのぜんぜんマシじゃん」
「それは甘えだ」
「私の気持ちを分かってない」

と言って
あなたの親切を踏みにじり
傷つけようとします。

 

そして彼らは
弱いながらもモラハラ人間なので

いくら話しても
『被害者同士、慰めあう』のは不可能です。

 

確かに
モラハラからの回復には
『経験者同士の交流』は
有益なのですが

そこでモラハラされていたら
回復できません。

 

モラハラ被害者の中に
『加害者』が紛れ込むこともあるんだな」

と知っていただき

気付いたら
すぐ避けてほしいと思います。

お読みいただき
ありがとうございました。