意外と知られてないモラの話

モラハラ加害者も、元は被害者」

ということをご存知でしょうか?
あ、別に「彼らも可哀想なんだよ」みたいな話じゃないです。

Twitterをやってると、割とよく目にする
「彼は恵まれた人だから、弱者の痛みが分からないんです」
っていうの大間違いですから!
という話をしたくて書きました。

目次

モラハラ体質の特徴

  • いじめられた子が、いじめっ子になる
  • パワハラ被害者が、パワハラ加害者になる
  • 虐待された子どもが、虐待する親になる

というのがモラハラ体質です。
なんか、ぜんぜん「恵まれた、幸せな子供時代」じゃなさそうですよね?

辛い経験から何を学ぶ?

例えば
Aさんは子供のころ、強盗に遭遇したとします。
なんとか助かりましたが、思い出すだけで恐ろしく「もう二度と、こんな目に遭うのは嫌だ!」と思ったとします。
そこで、

  • 「大人になったら、警察官になりたい!」と思うのが、普通の人
  • 「大人になったら、強盗になりたい!」というのが、モラハラする人

です。
たぶん、意味が分からないと思います。(私もです)
一体全体、どうしてそういう人間になってしまうのかは諸説ありますが

彼らは
「強盗め!ひどいことしやがって!許せん!ああはなりたくない!」とは思わず

「被害者はイヤだ!そうだ、加害者になれば被害に遭わずに済むぞ!」と考えます。

また
自分の恐怖や無力感を認めず、他人に「投影」して生きているので

弱い自分に向き合い、恐れや怒りを克服するよりも

無抵抗の誰かに向かって「びびってんのか!情けないな!」と言って、スッキリするほうを選びます。

まとめ

モラハラ体質は

  • 「恵まれた人生なので、人の痛みが分からない」わけではない
  • 自分を傷つけた「怖い人」に憧れる
  • 辛い経験をするほど、加害性がパワーアップする

です。

むしろ、ちょっと頑固だろうがワガママだろうが
辛い経験から学び、「子供・後輩には、同じ苦労をさせたくない」と考えている人は
モラじゃないと思うんですよ。

読んでくださってありがとうございました😊

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