【簡単!モラ論法 1】トーンポリシング

被害者体質のみなさん、こんにちは!
悪人修行(体質改善)真っ最中の鳶子です!

今回はシリーズで
「モラ論法」について書いてみようと思います

(※モラ論法:
モラハラする人が、相手を論破するために使用する、まともじゃない議論のやりかた)

 

なぜこれを書いてみようと思ったかというと
これを意識しておくと

「あ!今モラハラしようとしてる!」と気付けたり
「こんな簡単な手口だったんだな…」と俯瞰できたりするからです

 


モラ論法シリーズ

    1. 「そんな言い方されたら、聞く気がしない」=トーンポリシング ←今回
    2. 「言ってる意味がわからない」=シーライオニング
    3. 「つまりこういうことでしょ」=ストローマン前編後編
    4. モラ論法あれこれ・基本編応用編

     

    トーンポリシングをご存知でしょうか?
    (知ってる人は読み飛ばしていただけると幸いです)

    難しそうな名前ですが、これが分かると

    • 「私は、すぐ彼を怒らせてしまう」
    • 「私の言い方って、きっと可愛げがないんだ」
    • 「私の態度って、そんなに偉そうなのかなあ?」

    という謎が解けると思います!
    ぜひお付き合いください😊

     

    目次


    トーンポリシング」とは

    • トーン(声色、言葉遣いなど)
    • ポリシング(取り締まること)
    • (話題そのものに触れず)、話し手の言葉遣い・態度を批判すること

    です

     

    具体例

    妻「子供の買い物なんだから、あなたも半分出してよ」

    夫「その、出してもらって当然な態度はなんだ!
    そんな言い方では、とても金を出そうという気にはなれない」

     

    経験ある方も多いのではないでしょうか?
    私は、毒親にしょっちゅうやられていました

     

    ちなみにこの話の本題は

    • 「これは子供の買い物である」
    • 「お金を払ってほしい」

    なので
    これに真っ向から反論するならば

    • 「それは子供のためのものではない」
    • 「だからお金は出さない」

    となるはずなのですが

     

    この夫は

    • お前の言い方・態度が悪い
    • (出さないとは言わないが)そんな気分になれない

    と言っています

    話、すり替ってますよね?🙄

     

    しかし、モラハラトーンポリシング)される側は
    立場が弱かったり、加害者を信頼していたり
    頼みごとを聞いてもらえないと困る立場だったりするので

    「なんかおかしいな」と気がついたとしても
    「ごめんなさい、言い方が悪かったわ」
    と謝罪して訂正するハメになったりするのです

     


    「話を聞かない」技術

    ちなみにこれ、相手が弱い立場でさえあれば、どんな話題にも対応できる
    大変使い勝手のいいモラ技術

    • マイノリティがデモ行進
      →「デモなんて物騒!そんな人の話は聞けない」
    • 犯罪被害を被害者が告発
      →「大げさな被害者仕草って、俺は信用できないんですよね」
    • いじめ・ハラスメントを相談
      →「そうやってすぐ騒ぐから、みんなに嫌われるんじゃないですか?」

     

    最悪ですね😇

    そして
    モラハラする側は、まったく頭を使ってないんです
    話を聞く気もない

    トーンポリシング」とは、つまり「弱者の話を聞かない技術」なんです

    それも「聞かないなんて言ってない」「あなたの言い方が悪いから」と、遠回しに、紳士的に拒絶できます
    めちゃくちゃ便利です

    しかし、モラハラされる側からすると

    • 聞く気もない相手に
    • 懸命に説明されられて
    • バカにされ、終わる

    という
    「虐待」

    なんです

     


    対策

    ①慣れない・受け入れない

    先に書いた通り
    「言い方」「態度」のせいにして、あなたの話を聞かない「トーンポリシング」は

    • 「話を聞かない」技術
    • 精神的な虐待

    です
    絶対に付き合わないでください

    ②「私が悪いんじゃない」と知る

    長い間モラハラをされていると「この人、話通じなさすぎじゃない?」ではなく

    • 「また彼を怒らせてしまった」
    • 「私って可愛くない女なんです」
    • 「私って、口下手だし、空気読めないし、ほんとダメ

    と思うようになりますが、全然違います
    「私の話を聞きたくないから、「言い方が悪い」なんてケチをつけてるのね!」が正解です

    ③「話を聞いてもらう」以外の方法を考える

    残念ながら、トーンポリシングを使う人は、あなたの言うことを聞きたくないわけです
    じゃあ、他に方法はないのでしょうか?

    • 支払いなら「引き落とし・カード決済にできないかな?」
    • 用事なら「他の人に頼めないかな?」
    • ちょっとしたことなら「事後報告でも大丈夫なんじゃない?」

    などなど、頼まなくてもできることは、頼まずに済ませてしまいましょう!

    モラハラ対策法を学ぶ

    もしあなたが、「そんなこと言われても、逆らうなんて怖い」と思う場合、かなりモラハラが進んでしまっているのかもしれません

    その場合、モラハラについて、対策方法について、じっくり知るのが良いと思います
    オススメは「Joeメソッド」です
    (知らない方は検索してくださいね〜)