モラは死んでも治らない話① カウンセリングが効かない

Twitterでたびたび話題になるモラハラは治るのか」問題ですが
アカウント別に見てみると

という、不思議な分布です。

ちなみに私の考えは
モラハラ体質は治らない(加害行為が収まる場合はある)です。

理由について、お話ししたいと思います。

 

目次

 

専門家の見解は?

私が読んだ中でお話しすると、自己愛性パーソナリティ障害は

  • 「治らない」
  • 「治る『可能性がある』」

両方ありました。

治る『可能性もある』という専門家によると、治療法は

だそうです。

これを聞いて、私は正直「ダメそうだな…」と思いました。

 

カウンセリングは魔法の杖じゃない

「専門家・福祉につなげれば、なんとかなる(治る)」と思っている人がよくいます。

凶悪な事件が起こるたび、テレビで偉そうなおじさんが、ドヤ顔で「専門のカウンセリング機関につながっていれば…」なんて言っているので、真に受けるのも無理はないのですが
そんな都合のいい話、あるわけないですよね?

それなら事件なんか起こす前に、とっくに治ってるよ!😂

 

実際のカウンセリングはどうやるの?

ご存知の方も多いかと思いますが、カウンセリング・認知行動療法は、こんな感じで進めていきます。

①自分を客観視する

まずは面談の前に、必要に応じて知能検査や発達障害の有無、心理状態の確認をします。
結果は本人に伝えられ、今の状態や、何が課題となっているかを検討します。

②反省すべきは反省する

①を踏まえて、課題を設定します。
例えば「完璧主義が自分を追い詰め、人間関係にも悪影響を与えているな」と思えば、それを反省し、改善を目標とします。

③問題点を克服する

問題だと分かっても、思考の癖は急に治りません。
「つい怒ってしまった」「イラッとしたら席を立って深呼吸」など、自分を観察し、改善のために行動し、カウンセラーと話し合います。

④スタンス

カウンセラーは一方的に「教える」「治す」わけではありません。「共に歩むパートナー」として、支配せず、押し付けず、患者の回復を支えていきます。

 

…なのですが

このプロセス
モラには一切通用しないと思いませんか?

 

モラにカウンセリングが合わない理由

①自分を客観視する

よく言われることですが、モラには実体(人格・自分の考え)がありません。都合のいいように、しょっちゅう記憶が上書きされる生き物です。

②反省すべきは反省する

モラは常に「損か得か」で生きているので、反省なんて損なことはしません。
「お前が悪い!俺は被害者!なぜなら…」と、その場限りの適当な言い訳を繰り返します。

③問題点を克服する

①②ができないと、そもそも何が課題で、どうしたら克服できるのか、全く不明です。治療の形を成していません。

④スタンス

損得で生きているモラは、「強きを助け、弱きを挫く」生き物です。カウンセラーが強く、恐ろしい相手なら、表向きは従うでしょう。
しかし、「共に歩むパートナー」なんて、下手に出てしまったらどうなるでしょう?

普通にモラハラされますよね…

 

こんな感じです。

こうなると、「治る!」と言ってる人に、逆に聞きたい気持ちです。

モラに有効な治療って何をするんですか?🙄

 

治らないが、『加害を抑える』ことはできる

「モラにカウンセリングが効かない理由」はお話ししました。彼らは反省できないので、成長することも、治ることもありません。

でも
よく考えたら、私たちは、彼(彼女)を『育てたい』わけじゃないですよね?
私たちに『モラハラしないでほしい』だけですよね?

それなら、やりようがあるんです。

再三書いた通り、彼らは「損か得か」「強いか弱いか」で、無節操に変化するわけです。
『強い人』と揉めるのは『損』だから、絶対モラハラしないわけです。

治るか治らないか分からないものに挑戦するより
絶対モラハラされないほうを選ぶのは
現実的で賢い選択だと思うのですが、どうでしょうか?🤔

 

(モラに怖がられる方法は「モラの悪事を周りにバラす」「弁護士を雇う」など、いろいろありますが、私のオススメは『Joeメソッド』です

読んでいただいて、ありがとうございました😊