突然ですが、モラハラ被害者は『弱い』と思いますか?
『弱いものいじめ』という言葉があるように、一般的にはそう思われていると感じます。
なので、「モラハラに遭ってます」「いじめられてます」というと
- 「弱い、能力が低いから、いじめられるんだ」
- 「もっと強くなって、スキルアップして、見返してやれ!」
と言われることが多いのですが、
Joeさんのブログを読むようになって、それは逆だなと気が付きました。
目次
- モラハラをする人は、能力が低い?
- もしあなたが「出来の悪い子」だったら
- 4つの選択肢とルート分岐
- 「できなくていい、努力しなくていい」方法があった!
- モラハラは「出来の悪い子」ほど得をする
- モラハラの『欠点』
- まとめ
モラハラをする人は、能力が低い?
「能力が高い人は、モラハラ加害者にならない」というわけではないのですが、
モラハラをする『メリット』というものがあって、
という傾向があるのは確かなのです。
一体全体どういうことなのか、お話ししたいと思います。
もしあなたが「出来の悪い子」だったら
例えばの話です。
異世界に転生したあなたは、魔法が使えません。
みんなが普通に、簡単に出来ることなのに、どんなに頑張っても無理でした。
周りはさも不思議そうに「嘘でしょ?」「なんでできないの?」「魔法嫌いなの?」 と毎日聞いてきます。
あなたはどうしますか?
漫画だと「とんでもないレア能力に目覚める」かもしれないですが、現実的な選択肢でいくと
- 死ぬ気で努力する
- 誰かに助けてもらう
- 逆ギレする
- 否定・言い訳する
この辺りですよね?
4つの選択肢とルート分岐
①死ぬ気で努力する→被害者体質ルート
自分の努力でなんとかしようと、頑張り続けます。
取得スキル:「自分はポンコツです!すいません!死ぬ気で頑張ります!」
②できる人に助けてもらう→依存型のモラハラルート
無力さ、弱さ、哀れっぽさを武器にして、誰かに面倒ごとを引き受けてもらうスキルを磨きます。
取得スキル:「私…何やってもダメで…」「できる人はいいよね」「誰かやってくれないかなあ」
③逆ギレする→攻撃的なモラハラルート
怒った勢いで責任転嫁し、積極的に相手に押し付けるスキルを磨きます。
取得スキル:「その言い方がムカつく!」「お前のせいでやる気なくした!」「もうお前がやれよ!」
④否定・言い訳する→消極的なモラハラルート
「できないのではなくやらないだけ」「そんなに言うなら自分がやれば?」と、消極的に押し付けるスキルを磨きます。
取得スキル:「忘れてただけ」「それってそんなに重要?」「気付いた人がやればよくない?」
「できなくていい、努力しなくていい」方法があった!
「魔法が使えない」あなたには、4つの選択肢があったわけですが
①被害者体質『以外』のすべてが、『努力しなくてもいい』仕様になっています。
もちろん、ちゃんと努力して、できるようになるのが一番ですが、
- できなくても、ごまかす方法がある
- その場合、努力しなくても良い
ということは、ご存じだったでしょうか?私には、目から鱗の大発見でした。
そう
みんなができることが、自分にできなくても
- 無力さ、かわいそうさをアピールしたり
- 「お前のせいだ」と逆ギレしたり
- ちょっと忘れてただけじゃん?そんなに必要?ととぼけたり
そうすれば
自分はちっとも気まずい思いをせず、できないことを他人に押し付けられるのです!✨
ちなみに、この夢の技術の名前は『モラハラ』といいます
なんてこった😂
モラハラは「出来の悪い子」ほど得をする
こんなに便利な『夢の技術』が存在するのに、私たちはどうして今まで気付かなかったのでしょう?真面目だから?馬鹿だから?
たぶん「自分でやったほうが早いから」「頑張ればなんとかやれちゃうから」
つまり「モラハラしても、そこまでお得じゃないから」だと思います。
そう。能力がある人がモラハラしても、そこまで得をしないんです。
逆に「当たり前のことができない」人ほど、逆境に真正面からぶつかるとダメージを受けるし、「できなくてもいい、努力しなくてもいい」モラハラによる恩恵は大きいわけです。
モラハラの『欠点』
そんな夢の技術、モラハラですが、2つだけ欠点があります。
①ターゲットがいなければ、成立しない
自分でできない以上、肩代わりしてくれる『誰か』が必要です。
しかも、モラが「やらないんじゃなくて、できない」ことに気付かず、しかも感謝も対価も必要ない相手でなければいけません。
②「モラハラをやめよう」と思っても、やめられない
モラハラをやめてしまったら、今まで見ないようにしてきた問題が押し寄せてきます。
「自分はできない」「自分は人の世話にならないと生きられない」
そんなことを認められる人なら、最初からモラハラ技術を習得していないと思います。
ちなみに「できないことを、他人にお願いする」という方法もありますが、これはモラハラではありません。
- できないことを、自分で認めている
- 相手にお願いしている(感謝したり、対価を払っている)
という点が、モラハラとは全く違うからです。
まとめ
モラハラのメリット
- できなくても恥ずかしくない。努力しなくていい。夢の技術
- 怒ったり可哀想ぶったり、とぼけたりするだけ。簡単!
- 「できない人」ほど得るものが大きい
モラハラのデメリット
- 条件の合うターゲットがいないと、成立しない
- やめようと思っても、やめられない
以上です。
読んでくださって、ありがとうございました😊
参考:
消極的なモラハラのことを『受動的攻撃』といいます。詳しくはこちら↓